STEP3
物件見学から購入申込みまでの流れ
マイホームの購入にはわからないことが多くありますね。
なぜならば、一生に1度か2度あるかどうかのことであり、非日常のことだからです。
人は、自分の知らないことが発生すると不安になります。その意味では、物件購入の流れを知っておくことで、次は何をやるのかがわかり、不安が少し解消できるのではないでしょうか。
このステップのポイント
物件見学の時に注意すること○○
- 住む人、買う人全員で見ましょう
- たくさんの目で見れば購入も安心です。しかもみんなの意見をすぐに確認できるので、決めるのも悩みません。もう一度見ようとしたら売れていたという買い逃しは良くありますので注意が必要です。
- 見るべきは「あとで変えられない部分」です
- 中古の場合はリフォームで自分仕様にすることが可能です。壁紙が汚れていたり、劣化が気になって、肝心な購入物件の条件を見落とさないようにしたいものです。
変えられない条件:周辺環境、立地条件、マンション管理状態等 - メモを用意して、営業担当者に聞くことを書きましょう
- 売主様への質問などは、営業担当者にお任せ下さい。家族皆様でメモを用意していきましょう。条件的に良かったところ、気になるところを相談できるようにしましょう。
- 居住中の物件見学の際のマナーは大切です
- 中古物件の場合は居住中の方もいらっしゃいます。居住中の売主様は当然売却したいと考えているので、買主様がじっくりと真剣に見学することに抵抗はありません。
ただし、売主様も良い方に買って頂きたいと思っていますので、お互いが笑顔で取引ができるようにマナーが必要です。
ア)売主様への質問は営業担当者に聞くのがマナーです。
イ)見学中には他の物件との比較するような言葉を言わないようにしましょう。
購入申込みの時に注意すること
- 不動産は縁物のため多少のフィーリングとタイミングが大事になります。
家族全員の希望条件を100%満たす物件はありません。事前に打ち合わせた、希望条件の優先順位が高い部分を満たしているかどうか、購入動機に合っているか最終確認をしましょう。気に入った住宅はタイミングを逃さず決断の上、購入の意思表示をしましょう。 - 購入申込みの意思表示は、「書面で出す」ことが基本となります。「購入申込書」を持参し、仲介会社は売主に話をしていきます。申込みは先着順となりますが、売主様が買主様を選ぶことも可能です。例えば1000万円で売主様が物件を出していた際に、1番手の方が値引き交渉を入れて800万円で購入申込書を入れ、2番手の方が満額1000万円でお申込みが入った場合などは売主様が2番手の方を選ぶこともありますので、注意が必要です。
不動産会社と接する際に大事なこと
- 不動産会社の担当者は、プロ目線でアドバイスをしてくれます。よりよい購入にしていくためには、信頼できる担当者選びが重要です。実績や経験と共に大事なことは、率直な話をしてくれるか(よくないことも言ってくれる)、提案では選択肢を示してくれるか、すぐに対応してくれるかなどが重要です。どうしても合わない場合は、担当者変更を申し出するのも1案です。
- 不動産会社側の担当者にも、人としての感情があります。一生懸命やってもらうために、仲良くなる、意思疎通への配慮も重要です。
- 購入の流れを大まかに把握しておくことで、次に何をするのかがわかり、不安が少なくなります。物件紹介だけでなく、購入の流れを教えてくれる会社選びをしましょう。
- 物件見学や購入申込みの際には、業界内のルールが存在します。そのルールを知らないと、気に入った物件が出た時に、タッチの差で他の希望者に先行されてしまった等ということが起こらぬようにしたいものです。流れとルールを知っておきましょう。
- 不動産売買仲介の専門家、専門知識がある会社と担当者を選びましょう。また、知識経験があるだけでも不充分です。自分の希望や考えを知った上で、提案をしてくれる会社、担当者に任せましょう。