STEP4
売却活動
不動産媒介契約後、売却活動が開始されます。売却活動とはどのようなことが行われるのか、また売主様は何を意識する必要があるのかについて詳しく書いていきます。
このステップのポイント
売却活動ってどんなことをするの?
媒介契約を締結した後、不動産会社はご依頼の不動産を売却するために動いていきます。
具体的には
- レインズへの掲載
- 専任媒介契約、専属専任媒介契約で預かった物件はレインズへの登録が義務付けられています。これは全国の不動産会社が見られるサイトで、不動産購入希望者を全国から探すことができます。こちらに登録することで同じ地域の不動産会社が購入希望者を見つけて来てくれることもあります。
- 不動産検索サイト(不動産ポータルサイト)に掲載するための準備と掲載
- 皆様も不動産を購入する際にはインターネットを使用して探すと思います。そのサイトに掲載するために準備をしていきます。外観、内観写真や不動産を売却にあたり必要な調査が代表としてあります。
- チラシ・オープンハウス(見学会)等の広告活動
- ポータルサイトへの掲載と同時にチラシでの告知やオープンハウス(現地販売会)なども行います。近所の方に知られたくないという方はチラシやオープンハウスを断ることもできるため、ご希望がありましたら営業スタッフにご相談ください。
- 購入のお客様との交渉
- 実際に購入を検討しているお客様が現れた場合は、売主様に代わって買主様との交渉を行います。売主様はなるべく高く、買主様はなるべく安く買いたいという気持ちでいます。そのため売主様のご要望になるべく近づけるために売主様に代わって交渉を行い、購入まで導いていきます。
売却活動で売主様が行うこと。
売却を進めるにあたり、売主様にもご協力いただくことでスムーズな売却ができます。
ではどのようなことの協力があるでしょうか。
- 不動産写真撮影の際の片づけ、整理整頓
- 購入希望者の方はインターネットで物件を見て問い合わせをしてきます。
そのため、不動産の写真により大きく問い合わせの数も変化してきます。
不動産の良さを引き出せるように、写真を撮る時は物を退かしたり、片づけたりしていきます。不動産会社は皆様の物を勝手に移動させることはできない為、積極的に協力していきましょう。 - 居住中の場合購入希望者の案内の協力
- 購入希望者がいた場合、不動産の中を見たいという方がほとんどです。その際に実際に住んでいる不動産の場合は購入希望者の方を案内する必要があります。営業スタッフの指示に従い、片付けや案内前には換気をする事でお客様の印象をよくできるでしょう。
また、案内日の設定も必要になります。買主様との予定を合わせるため、予定の調整もなるべく協力をしていきましょう。
売れない場合に訪れる『値下げについて』
不動産を売却する際に『値下げ』について話が出てくることがあります。
基本的には不動産を買いたいという方は一定数います。そのため市場の相場と同じであれば問い合わせがあるものです。
しかし、その中でポータルサイトなどに出しても反応がない場合は市場の相場より『価格が高い』可能性が考えられます。そこで出てくるのが値下げ交渉になります。
地域に根差した会社であれば依頼されている不動産が今の価格で売れるのか、市場の反応はどうなのかわかっているでしょう。営業スタッフの話を聞きながらできる範囲で値下げを検討することも必要になります。
売却活動は売主様の協力なしにはできません。売主様の条件で売却できるように不動産会社と一緒に二人三脚で売却を進めていけるように歩んでいきましょう。