日本経済が成長するために必要なこと
経済社会システム総合研究所会長の小林喜光氏が資本主義の新しいあり方について考えを述べられています。
日本経済が成長するためには何が必要なのでしょうか。
資本主義の構造変化とは?
➀国内総生産(GDP)では満たされないニーズの拡大
所得だけでなく、健康や生活、持続可能な環境や社会など多くの要素が人々の生活満足度に影響しています。
快適資本主義の構築に取り組まなければなりません。
②環境など社会課題を市場が評価する機能が必要
新自由主義(政府などによる規制の最小化と、自由競争を重んじる考え方)の価値観では地球温暖化や格差の問題に対応できず、改革が必要となります。
③無形資産の重要性の高まり
付加価値を生む原動力は機械設備などの有形資産から人々の知識や企業の研究開発、データなど無形資産にシフトしています。
日本経済が成長するためにすべき施策
国の目標を多様な価値を含め再定義すべきです。
社会の基礎となる人的資本、研究開発、データ投資をどう増やしていくかなどを目標に定め、政策対応すべきです。
また知的財産やデータを公的な枠組みで保有・活用していく仕組みを作るべきです。
従業員や顧客、地域など幅広いステークホルダー(企業活動を行う際に影響を受ける利害関係者全般)を無形資産の共有者と位置づけ、信頼関係を強めていくべきです。
まとめ
日本経済が成長するためにはニーズが多様化していることに企業と国が対応していかなくてはなりません。
人々が求めるものはモノからコト、コトからココロへ向かっています。
住宅購入・売却においても親身になってくれる会社で検討したいものです。
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